CEO Message
お客様が求める車に、
プロフェッショナルのクオリティを提供する。
私のこの仕事における原点は、学生時代にアルバイトで貯めたお金で初めて購入した中古のスポーツカーです。スカイブルーの車にエンジンをかければ、好きなときに好きなところへ行くことができる。心まで自由を得た気がした瞬間でした。
車好きが高じて、卒業後は輸入車ディーラーのメカニックの道へ。車のプロフェッショナルが集まる職場での日々は刺激的で楽しく、メカニックの技術を身に付けながら、自然と先輩方から自動車業界の一員としての自覚と責任を学ばせていただきました。
その後、平成18年に株式会社リレーションを創業。当時は、日本の自動車メーカーが輸出する車と、現地ニーズにズレがありました。そのズレを埋めるために、現地では手に入らない車を日本や欧州から輸出していました。この事業で培った経験とネットワークを生かし、事業範囲を広げた今でも息づいているのは「売りたい車を売るのではなく、お客様が本当にほしい車を提供する」というスピリット。現在展開している中古車の輸出を主軸とした、中古車マッチングサービス、中古車情報販売、自動車部品製造などにおいても、お客様と社会のニーズに対し「あったらいいなを目の前に届ける」サービスを目指して、出荷前のメンテナンスから、引き渡し後のアフターフォローまできめ細やかに提供しております。
持続可能な世界を目指して。
私たちは、現在の事業に加え新たに2つの視点から、持続可能な社会への貢献を目指します。
一点目は、持続可能なメンテナンスシステムと産業構造の構築です。
車を正しくメンテナンスすることで、中古車を長く乗り続けられるようにすることは、地球環境保護の観点からも重要です。そこで、出荷前だけでなく新しいオーナーの手に渡った後にも適切な時期に正しいメンテナンスが受けられるよう、取り扱いの中古車にGPSを付けて、専用のアプリに紐付ける取り組みを現在準備しています。
車の走行距離の情報がアプリを通じて現地の販売店に提供され、販売店から車のオーナーにメンテナンスのお知らせをする。そうすることで、車の知識の有無にかかわらず、適切な時期に必要なメンテナンスを現地にて受けることができ、長く乗り続けることができるようになるのです。同時に、現地の販売店とオーナーの関係づくりにも役立ち、産業基盤構築への寄与にもつながります。
二点目は、旧来の価値観にとらわれない社員の活躍推進です。
現在、日本国内では女性執行役員が活躍していますが、それは「女性だから」ではなく、優秀だからです。当社では海外拠点も含め、さまざまな国籍の男女が働いていますが、今後も性別や国籍にとらわれず、社員ひとりひとりが活躍できる環境づくりや人事制度の構築を積極的にすすめてまいります。